日本酒好きにはたまらない
秋田県にある民宿惣之助は田沢湖近くにあり、田園豊かで、果てしなく自然が続くそんなイメージのある宿です。
入り口は地方でよく見かける何ともない住宅のような宿ですが、室内は改装され木目調のきれいな食堂が目に入ります。
惣之助の宿泊メニューに飲み比べ日本酒3種類というものがあります。
筆者は、旅に出ると必ずといってほど、そこにある日本酒いわゆる地酒を注文します。
その理由は地酒はその地域でしか飲むことができませんし、手に入らないという希少なお酒があるからです。
これまではビールを注文していましたが、お酒は2杯目から味が変わるもので、最初に飲む酒の味がその日の勝敗を決めるというか全てを支配してしまうと考えているからです。
ここ東北地方は恐らくすべての地域で米どころ言っても過言ではないくらい、米の生産はとてつもなく大きく、その味も別格と呼んでいいでしょう。
そんな米どころにある日本酒が、美味くないはずはありません!
さらに水は一級品で美味しい米と、おいしい水、そして自然豊かな気候が育てた米からできる日本酒は、全国でもトップクラスだと思います。
民宿惣之助で飲む日本酒は、希少価値のあるものが存在し、これは日本酒ファンにとって飲まないなどもっての外です。
このお試し日本酒のプランは、行ってからのお楽しみです。
【PR】人柄の良い店主
民宿惣之助は先代が宿の経営を始められたそうです。
当初は、納屋を改造して宿としてスタートしたそうですが、現在では母屋を改造して民宿を営まれていると聞きました。
店主の方は、とても良い顔をされていて、筆者の年齢もあるのでしょうが何となく親近感が湧くそんな雰囲気をお持ちです。
ふくよかな雰囲気を醸し出す店主との話は面白く、滞在中はまだまだお話を聞きたいと思うばかりでした。
そんな店主の趣味は、植物の化石を研究されているとのことでした。
化石といえば恐竜がすぐにイメージされますが、その枠を超えて植物の化石に興味を持たれているのは本当の化石好きな方と思います。
若い頃は全国の植物化石を採取されに行かれたとのことで、夢は化石博物館を建てることと仰っていました。
そんな化石好きな方なので、てっきり博士号でもお持ちかと伺いましたが、全然そのようなものに興味が無いとのことです。
むしろ学位を取得するために店主のサンプルをお借りする大学関係者が居るとのことで正直ビックリしました。
ここ民宿惣之助には2泊させていただきましたが、店主との話は尽きず、まだまだお話を伺いたいと宿題を残してここを去ることになりました。
長旅にはありがたいアイテム
長旅をすると、どうしても洗濯物が溜まってくるためその処理が悩みのタネとなります。
近くのコインランドリーで洗濯という手段もありますが、コインランドリー利用は乾燥まで終えておかないと後が面倒となってしまいます。
特に量が増えると車中で干すといっても限界がありますし、視界が悪くなるために物干しにも限界があります。
乾燥まで終了させるとなると、約2~3時間程度はそのエリアから離れることができず、旅を続けているのか洗濯を目的としているのかわからなくなります。
そのため宿に洗濯機があるというというのは、旅行者にとって相当なアドバンテージとなります。
長旅には洗剤は持参しましょう
ここ民宿惣之助には、旅行者用に横型の洗濯機が設置されていて空いていればいつでも使用できるというとてもありがたいサービスがあります。
こんなサービスがあるとは知らなかったものですから、洗剤を持参することを忘れていたので、今回ばかりは洗剤をお借りすることになりました。
部屋には物干し竿
このような宿に出会えたのは本当に無かったかもしれません。
少なくともホテルなどでは洗濯物を干すという状況を拒否したような作りとなっていますので、バスタオルさえ干す場所に困惑するほどです。
しかしここは部屋の中に物干し竿、それも2本が天井斜めにかけてあり、どうぞ干してくださいと言わんばかりの状態でした。
これはもう大助かりでした!
部屋自体は、今回の利用だけですが和室で普通の感じです。
鍵はふすまにロックを掛けたようなものなので、あまり頑丈ではありません。
そのため部屋宴会などで大きな声を出したりすることは、近隣の方に迷惑になるので避けたほうが良いでしょう。
近隣の温泉利用がオススメ
民宿惣之助は温泉施設ではないので、お風呂は家庭風呂を少し大きくした感じです。
大浴場ではなく、個別で入るシステムとなっているので、場合によれば待ち時間が発生するなどの恐れがあります。
もし備え付けのお風呂を利用するなら、早めの到着で早めに入ってしまう方が良いかもしれません。
ここは秋田県です。
温泉が近くにあることを忘れてはいけません。
店主のオススメで水沢温泉というところを案内いただきました。
こちらは乳白色のかけ流し温泉でとても気持ちが良いところです。
惣之助から車を走らせ10~15分程度の場所です。
特に露天風呂は20人程度が入れそうな広々とした浴槽で、さらに低温と高温という2つの浴槽があるのでムチャクチャ広々とした日帰り温泉です。
たっぷり汗をかいて健康な身体作りに温泉は最適です。
むちゃくちゃ美味しい地産品
民宿惣之助の奥さんは、ご自身の畑で採れた野菜や作物を使って色んな料理を提供してくれます。
春の訪問では、野菜たっぷりのおかずでごはんがいくらでも食べられました。
朝食でブルーベリーを使ったヨーグルトを頂きましたが、そのブルーベリーもご自身の畑で栽培されているとのことです。
じゃぁ農作物で一体何を買われているの?と思えるくらい。
自産品が豊富に使用された食事なら病気など吹き飛んでしまいそうですね!
美味しすぎました。
米農家さんの民宿惣之助
店主は引退されたそうですが、息子さんが引き継いで米農家さんを営まれているとのことです。
田んぼの面積はよくわかりませんが、相当広い米を作られているのではないでしょうか。
東北地方の米は、もう美味しすぎて朝食なら4、5杯はお替りしてしまう旨さです。
こんな地域で生活していたら、もう都会など暮らせないでしょうね。
近隣の楽しみ方
民宿惣之助の近くには道の駅ならぬ、森の駅というものがあります。
そちらで楽しむのも良いのではないでしょうか。
森の駅では、名物味噌つけのきりたんぽや岩魚の塩焼きなどが気軽に楽しめますし、都会ではまず見ることのできない大きな木のテーブルなども展示されています。
興味ある方は一度足を運ばれてもいいとおもいます。
もちろん田沢湖が直ぐ側にありますので、湖畔で楽しむのも良いですよ!
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デメリットは支払い方法
多くの場合、旅のほとんどの支払いはクレジットカードか、事前払いで済まるほうが現金を持ち歩かなくて楽です。
宿泊代は1万円を超えることが多く、大金を持ち歩いたときの防犯や紛失に気を使いたくはありません。
民宿惣之助では昔の支払いとして、現金払いだけとなっています。
今回2泊することとしましたが、数万円の現金支払いなので前日にATMで現金を引き出すこととしました。
チェックアウト時に現金で支払えないということにならないよう、民宿惣之助に宿泊する際は、必ず現金を持参しておきましょう。
アクセス
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食堂内の様子
水沢温泉