2022年4月から支配人が交代になり、サービスが低下したとの情報を得ています。
定宿にしたい
この宿は2021年の年末年始で見つけた場所です。
当時を知る方によるとかなり昔から建っていた施設だそうで、改築改造を重ねてきれいになっているとのことでした。
最初駐車場に着いたとき、整備行き届いているの?という雑多な印象を持ちました。
しかし、いったんロビーに入ると結構雰囲気がいい感じに変わります。
写真は玄関を入って最初に目がつく右側の眺めです。
広々とした食卓が並び、明るい雰囲気で、木のぬくもりを感じさせる宿でした。
いい感じの大きな理由に、ウッディハウス加茂の支配人として長年務められている島﨑さんという方の存在が大きいと感じました。
この方は2015年からウッディハウス加茂に勤務されていました。
その愛情たるや我が子のようにこの宿を育ててこられたそうです。
この方と最初にお会いした時、なんとも懐の広い方だと感じました。
それに加え、こちらの気持ちを引き込むような人懐っこさで、話せば話すほど親しみを覚える感覚がありました。
年末年始のたった一泊でしたが、翌朝には相当前からお会いしていたような雰囲気になり、意気投合したように会話が弾みました。
暖炉が嬉しい気持ち和む宿
ここ岡山県は倉敷など瀬戸内海の暖かな海をイメージさせますが、実は山側の岡山県はその雰囲気から一変し、鳥取県に近い感覚が味わえます。
加茂は春でも十分寒く、特に朝・晩は暖房がとても恋しくなります。
ウッディハウス加茂の目を引くポイントは、何と言ってもこの暖炉だと思います。
さすがに夏場は稼働していないでしょうが、それ以外のスリーシーズンの多くで活躍してると思われます。
焼べられた薪は、暖炉の中に放り込まれると瞬く間に炎と化し、私達にぬくもりを与えてくれます。
また暖炉のガラスから見える炎は見つめているだけで心穏やかにさせてくれます。
自分の家にも暖炉が欲しいと感じました。
かけ流し温泉の貴重な宿
多くの宿は温泉と言いつつ、循環泉を基本とする塩素臭漂う銭湯的なところが多いでしょう。
ウッディハウス加茂はかけ流し温泉です。
ただ鉱泉ということもありイメージしている熱いお湯が常に流れ落ち続ける状況とは少し違います。
鉱泉は九州別府のように熱いわけではないので、浴槽に流れ込んだ鉱泉は温める必要があります。
島﨑さん情報では、冬場を除くスリーシーズンで泉温約20℃、冬場だと5℃以下が通例。
以前相当冷え込んだ冬の朝に鉱泉が凍っていたこともあったそうです。
左の蛇口から自動で鉱泉が出てきます。
春先でしたが触ると結構冷たく、お湯としてあたたまるには加熱する必要があります。
ここはかけ流しなので、塩素のようなイヤな臭いは全くありません。
さすが温泉だけあって体の芯まで温まります。
入浴後汗が長時間にわたって流れ出るところは温泉たる証拠なのでしょうね。
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山の幸・海の幸
食事はとても美味しいです。
旅の際は、ビールではなく、まず地酒を注文します。
それは地元でしか口にできない味だからです。
島﨑さんと親密になれたのは日本酒談義から始まったと思います。
宿で日本酒を注文する客を気に入って頂けたようで、日本国中の日本酒について話題が広がました。
関東出身である島﨑さんは私達が毎年訪れている東北地方の日本酒にも詳しくびっくり。
あの銘柄はどうだ、この地方の銘柄は美味しいなど会話が途切れることはありませんでした。
日本酒は地域地域で味がぜんぜん違うから楽しい
リピート2回目の宿泊では、加茂地方の冷酒を燗にすると美味しいと仰ったので、お任せ日本酒コースを堪能させていただきました。
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ここ加茂は岡山の山側に位置し、少し足を伸ばせば鳥取県なので、海の幸が新鮮なまま手に入ります。
山の幸は地元産で天ぷらなどは舌鼓してしまいます。
春にはフキノトウの天ぷら・味噌漬けなど、ここでしか味わえない料理を楽しむことが出来ました。
家族は「お腹がいっぱいになった」と十分食事を堪能したようでした。
朝ごはんでは、ごはんが美味しすぎていつも4杯お替りしてしまいます。
(お陰で昼食は食べなくて済みますが・・(^o^)/)
それほどに食事も最高です。
ちなみにコーヒー好きな方なら、インスタントコーヒーや使い切りのレギュラーコーヒーを持参されると良いと思います。
島﨑さん復帰の署名
2022年4月にウッディハウス加茂から異動になった島﨑さん。
その後、島﨑さんファンでウッディハウス加茂宿泊客の方々からは島﨑さん復帰の声が鳴り止みませんでした。
そこで皆さんに署名をお願いをしたところ多くの方々から快諾いただき、合計39名の賛同を頂けました。
早速、署名書をまとめ、2023年3月7日にウッディハウス加茂を管轄する一般財団法人津山市都市整備公社へ持参。
無事、人事を統括する理事長の植月優(うえつき まさる)さんに直接手渡しすることができたのです。
理事長の前で署名内容を読み上げ、復帰の声を直に伝えました。
多くの方々から頂いたコメントを直接届けられたことに加え、強く念押しできたことが嬉しかったですね。
理事長の働きかけで島﨑さんが復帰できれば、ウッディハウス加茂は以前のようなイキイキとした姿を取り戻すことでしょう。
ぜひ、島﨑さん復帰を期待しています!
アクセス
入り口は少し分かりづらく、注意が必要です。
ナビゲーションで農道に誘い込まれ大変苦労した経験があります。
特設サイト:島﨑さん応援サイト